到着後の手順

PROCEDURES 錦鯉到着~放流までの手順

到着~開封まで

手順 01 到着時
手順01
到着時
手順 01 到着時

※到着後すぐに目視による生死の確認を行ってください。
万が一、死んでいる場合には補償対象となりますので、直ちに死着の手続きをお願いします。

死着の場合について

手順 02 開封
手順02
開封
手順 02 開封

使用しているビニール袋は一般では販売されていない丈夫なビニール袋になっています。
再利用されたい方は、縛っているゴムの一番上の一巻だけをとればビニール袋を破ることなく簡単に開封できます。

飼育池に放流する場合

手順 01 水温合わせ
手順01
水温合わせ
手順 01 水温合わせ

ビニール袋は開封せずに飼育池の水面に浮かべ15分程度の水温合わせを行ってください。
※水面に浮かべる時間が長すぎると錦鯉に悪影響を及ぼす恐れがあります。
※ビニール袋内の水温が上昇しすぎないよう、直射日光は避けてください。

手順 02 水合わせ
手順02
水合わせ
手順 02 水合わせ

その後、ビニール袋に飼育池の水を半分くらい入れて水合わせをしてください。

手順 03 放流
手順03
放流
手順 03 放流

手順02までの工程が終われば放流してください。
水合わせの水ごと放流することはせず、基本的には錦鯉だけを飼育池に放してください。

水槽に放流する場合

手順 01 エアレーション
手順01
エアレーション
手順 01 エアレーション

ビニール袋を飼育水槽の水面に浮かばすことが物理的に困難な場合は、ビニール袋から錦鯉と水をタライやバケツに出してからエアレーションを行ってください。
※強いエアレーションは、小さい錦鯉だと体力的にも負担となり弱ってしまう場合があります。

手順 02 水合わせ
手順02
水合わせ
手順 02 水合わせ

15分程度経過した後に、タライやバケツの水を半分程度まで減らし、飼育水槽の水を減らした分程度入れて水合わせをします。さらに20分程度経過観察を行います。
タライやバケツの水と飼育水槽の水の水温が大きく異なる場合には、温度差がなくなるまで繰り返します。

手順 03 放流
手順03
放流
手順 03 放流

手順02までの工程が終われば放流してください。
水合わせの水ごと放流することはせず、基本的には錦鯉だけを飼育水槽に放してください。
※飼育環境が変わると錦鯉は興奮して跳ねやすいので、上部に蓋やネットなどを設置して飛び出さないようにしてください。特に飼育開始直後の2、3日は注意が必要です。

NOTES 注意事項

※注意事項01

上記の放流までの手順は、あくまでもきれいな水の状態で到着した時の説明文です。
水が汚れていたり、ビニール袋の中に糞の浮遊が多く目立つ場合は、水面での温度合わせをせず、直ちに水合わせの手順を行ってください。錦鯉は 発送時、限られた水量で発送されます。
錦鯉はアンモニアに弱い生き物です。到着時の水がきれいでも錦鯉の尿が混じっており、それなりにアンモニア濃度が高くなっています。水面に浮かべる水温調整が15分程度と書いたのは、急激な水温上昇で錦鯉がアンモニア中毒になるのことを避けるためです。
錦鯉にとっては到着後、すぐに開封し水合わせの手順を行った方が良いように感じます。
しかし、この場合は最初の水合わせの割合を袋の水、池の水を2:1の割合から始め計3回の水合わせをしましょう。

※注意事項02

ビニール袋の中の水が汚れている場合、錦鯉が明らかに弱って到着した場合は、すぐに開封し、ビニール袋の水、池の水の割合を1:3で10分、次に水を半分入れ替え15分、最後に3分の2の水を入れ替えて30分の計3回の水合わせを行ってください。少しでも早くアンモニアから開放してあげましょう。

※注意事項03

夏季の発送時は、ビニール袋の中の水温が放流する池の飼育水より高くなっていることが考えられます。この場合もビニール袋の中の水の良し悪しに関係なく、すぐに開封し水合わせの手順に入りましょう。冬季は逆に袋の水温が低く到着します。ビニール袋を水面に浮かべる水温合わせは15分を限度とし、飼育水が加温されている場合は、ビニール袋の中の水が一気に上昇してしまう前に水合わせの手順に移行してください。

塩水浴について

塩を0.5%(水1トンに対して塩5kg)を溶かした中に錦鯉を3日間ほど入れて経過観察を行ってください。
※エルバージュを塩と同量入れるとより効果的です。
※水・塩・薬の配合割合は厳密に守ってください。
※塩水浴をしている間は、錦鯉に餌は与えないで下さい。

飼育池や飼育水槽に直接塩を入れて以前から飼っている錦鯉共々、塩水浴をするのが一番効果的です。
※塩の割合を守っていただければ、元々飼われている錦鯉に悪影響が及ぶことはございません。

上記手順の塩水浴が出来ない場合は、購入した錦鯉だけでも別容器にて塩水浴を行うようにして下さい。
※生産者・業者は、同一施設内の錦鯉の移動でも必ず塩水浴を行います。
錦鯉の環境が変わる際にはなるべく塩水浴を行うことが望ましいです