※注意事項01
上記の放流までの手順は、あくまでもきれいな水の状態で到着した時の説明文です。
水が汚れていたり、ビニール袋の中に糞の浮遊が多く目立つ場合は、水面での温度合わせをせず、直ちに水合わせの手順を行ってください。錦鯉は 発送時、限られた水量で発送されます。
錦鯉はアンモニアに弱い生き物です。到着時の水がきれいでも錦鯉の尿が混じっており、それなりにアンモニア濃度が高くなっています。水面に浮かべる水温調整が15分程度と書いたのは、急激な水温上昇で錦鯉がアンモニア中毒になるのことを避けるためです。
錦鯉にとっては到着後、すぐに開封し水合わせの手順を行った方が良いように感じます。
しかし、この場合は最初の水合わせの割合を袋の水、池の水を2:1の割合から始め計3回の水合わせをしましょう。
※注意事項02
ビニール袋の中の水が汚れている場合、錦鯉が明らかに弱って到着した場合は、すぐに開封し、ビニール袋の水、池の水の割合を1:3で10分、次に水を半分入れ替え15分、最後に3分の2の水を入れ替えて30分の計3回の水合わせを行ってください。少しでも早くアンモニアから開放してあげましょう。
※注意事項03
夏季の発送時は、ビニール袋の中の水温が放流する池の飼育水より高くなっていることが考えられます。この場合もビニール袋の中の水の良し悪しに関係なく、すぐに開封し水合わせの手順に入りましょう。冬季は逆に袋の水温が低く到着します。ビニール袋を水面に浮かべる水温合わせは15分を限度とし、飼育水が加温されている場合は、ビニール袋の中の水が一気に上昇してしまう前に水合わせの手順に移行してください。